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Natale(X'mas)の食事と遊び

(2016-12-26)
Nataleの食事と遊び
(写真はdolceとワインとZ君。ハンサムになってきました。)

きのうはNatale。Cさんの家にお呼ばれしました。こちらでは、「Natale con i tuoi, Pasqua con chi vuoi.」(クリスマスは家族と、復活祭は好きな人と)というくらいNataleは家族水入らずで過ごすのが普通なのに、私達を呼んでくれて一緒に過ごすということは特別なことです。

彼らの家は私達が最初に住んだアパートと同じ建物のなかにあります。12時45分に来て下さいということでしたが、私たち、ちょっとイタリア化して遅れてしまいました(うそ!ただ、出だしが遅れただけ)。着くと家の中はお子さんのZ君のために床から壁から天井まできれいなクリスマスの飾りで一杯です。Bacci(軽く左頬そして右頬に接吻)で迎えてくれて、いつものようにTutto bene ? (Is everything fine ? どう?うまく行ってる?)というようなことを聞いてくれます。そして、ワインを注いでくれ、TaglioliniとTagliatelleの間の幅のきし麺みたいに平らな生パスタ(名前を忘れてしまいました。ほんと、パスタの種類が多いんです)に鮭の燻製をあえたプリモをすすめてくれました。それから、クロスティーノ。これは普通、厚さ1cm弱、幅5cm、長さ8cm位に切ったパンの上にレバーペーストなどを載せたものですが、今日はマグロのペーストにアンチョビとケーパをあわせたもの。麺を茹でるのはご主人の(これも)Cさんの役目ですが、ちょっと一家言あるくらいですから、ゆで加減もちょうどよく、具もおいしく頂きました。私たち、飢えているせいでもないのですが、殆ど食べ終わってから写真を撮っていなかったことに気づくという悪い習性があって、またしても、撮り損ねてしまいました。セコンド(メイン料理、主菜)はタラのオリーブオイル蒸し焼きに、ほうれん草(spinacio)とフダンソウ(bietola)炒めをあわせたもの。タラは普通塩漬けで干乾びていますが、このタラはプロがもどしたものを使い、自然なやわらかな本来の舌触りになっていて、おいしかった。ただ、やはり、ちょっと塩味が私達には強かったかな。

ワインはX'masのために、CoopのスーパーでBrunelloが半額で売っていたのを買っておいたので、それをもって行きました。Cさんは北イタリアのPiemonte州産のBaroloを用意しておいてくれました。CさんはBrunelloの方がおいしいといってくれましたが、Baroloの方が私には程よい甘みと力強さがあっておいしいような気がしました。ワインは日本酒と同じで、その日の体調とか、前の日に何を飲んだかとか、誰とどんな話をしながら飲んだかなどいろいろな要素で感じ方が変わります。でも、旨いワインは最終的に上位にランクされていきます。そう言えば、最近よく行く総菜屋さんに面白いTシャツが飾ってありました。「Life is too short to drink bad wine.」私もそういう気がしますが、悲しいかな、普段はなるべく値段の割りに旨いWineを、と欲張って結局失敗してしまうのです。

食事がひとしきり終わるとギンギンに冷やした自家製のlimoncelloを出してくれました。試験管に脚のついたようなグラスです。酸味と苦味がおいしいです。それからDolce(お菓子)(上の一枚目の写真)とコーヒー。これはCさんのお友達が作ってくれたお菓子だそうです。Stelle cadenti(Shooting Stars、流れ星(「ベツレヘムの星」)。新約聖書の「マタイによる福音書」には、キリストが馬小屋で誕生する時に、その上に星が輝き、それを知らせたと書いてあるそうな。そしてその星を頼りに、東方から3人の博士がはるばる旅をして赤ん坊のキリストに会いにきたとのこと)はクリスマス・ツリーのてっぺんに必ず飾られるものですが、これが沢山乗っているお菓子でした。クラストはクッキーみたいな感じですが歯がすんなり割り込んでいくような柔らかさで、スグリのmarmellata(マーマレード)とよく合って、甘すぎずとてもおいしいです。この頃、もうひとりヴェネズエラ出身の学生の頃からこのあたりに住んでいる画家のGさんがやってきて、賑やかになりました。

その後、Rischiatuttoというゲームをしました。二人ずつ組になり、テーマと点数(10点から60点)を指定して問題に正しく回答すると得点し、総得点数を競うゲームです。点数の下に問題と関係ある写真が印刷されていますが、Riskマークが隠れている場合もあり、この場合は何点賭けるかを宣言し、正答すればその点数を得られ、間違えればこれを失うというルールです。問題のジャンルにはスポーツ、漫画と映画、地理、天文、歴史、植物、宗教があって、Z君は問題を読み上げる係りです。当然問題とヒントはZ君のイタリア語ですから、私達には難しいです。家内は宗教と漫画・映画のジャンルで正答を、私は天文と宗教で辛うじて得点しました。途中でCさんもCさんもけっこう熱くなるので、盛り上がり、最終的に男組みが僅差の勝利を得ました。

ゲームが終わって、Gさんが持ってきた提灯に火を点し、空に放ちました。高さ70cm位、直径30cm位の紙張りで四角のろうそくを浸したような板に火をつけると、ちょうど熱気球のような原理でうき上がり、風がなかったので、どこまでも高く昇っていきます。ずっと目で追いかけ続け、長く感じられましたが、やがて灯火が暗くなり、そして消えました。どこに落ちたのでしょうか。日本でやったら家事の元になりそうですが、こちらのレンガ屋根は大丈夫なのでしょうか。綺麗で儚い遊びです。

 Cさんは私たちにケーキのお土産のケーキを焼いておいてくれました。小麦粉は使わず栗の粉を主にそこにチョコレートを混ぜ、クルミ、松の実がのっています。写真のようにリボンとクリスマスツリーの飾りできれいに包装してくれたケーキを手に先にお暇したのは夕方6時頃、いいクリスマスでした。今日になってから早速頂きました。私たちが甘みの強いdolceは好みでないことを知っているので、甘味が抑えられています。ゆっくり噛んでいると次第に栗の味が感じられてきます。奥ゆかしいdolceでした。Cさんたちはこうやって家族全員で私たちの応援をしてくれているのです。がんばらなくっちゃ!

あらためて、皆様、良いお年を!





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クリスマス気分のパドヴァへ

(2016-12-20)
Merry Christmas!!


この時期、プラートの町中に恒例のイルミネーションが輝いています。他の町はどんなかな?と、前々から行きたいと思っていたPadovaへ15~17日に2泊で行くことにしました。ホテルを予約したのは2日前、3星ホテル専門の私たちも料金がお得な冬場は4星にグレードアップ!(写真はPadovaのチェントロで)

 Padova はヴェネチアの40kmほど西にあり、プラートからはボローニャ乗り換えで3時間前後です。まずは駅のインフォメーションでPadova card(48時間と72時間有効がある)を買います。このカードで市内のトラムとバスは乗り放題、スクロヴェーニ礼拝堂やDuomoの洗礼堂、いくつかの美術館等の見学も無料になります。Padovaといえばなんといってもスクロヴェーニ礼拝堂、ということらしいので、ついでにここで予約をしてもらいます。各回15人まで、15分間観覧という制限つきですが、この日の午後4時というのが空いていたので予約をしてもらいました。48時間カードが16ユーロ、プラス予約料1ユーロでジョットの宝石箱といわれる礼拝堂が見られます。

 お隣の市立美術館を見て時間調整をし、言われたとおり5分前に礼拝堂の入り口に着くと、まずクリーンルームのビデオで基礎知識をインプットします。その後礼拝堂に入りますが、見学者は私たち2人だけ。聖母マリアの誕生からキリストの復活までを壮大な絵物語にしているのですが、青を背景に天井と壁面を埋め尽くした色彩の美しさは何とも言えず、15分はあっという間に経ってしまいました。次のグループも少人数だったので、一緒にあと15分見てもいいですよ、という係りの人の言葉に甘えさせてもらいました。残念だったのは、ジョットが最初に宗教画に感情表現を持ち込んだというのが、天井が高くて表情までよく見えなかったこと。今度来ることがあれば双眼鏡を持ってこよう。

Padova3
 アドリア海から近いので魚料理がおいしいと聞き、運河沿いの”Ristorante Ai Navagli”で夕食。お味見コースは、一口サイズのお料理が7品出てくるというので、生コースと調理済みコースをそれぞれ選択しました。生コースは3種類のえび、いか、まぐろ、たい、ほたて、すずき、牡蠣などに塩こしょう、オリーブオイルをかけていただきます。なかなかおいしいけど、やっぱりわさび醤油が欲しかった。調理済みコースのほうは1品1品丁寧に作られていて、火の通し具合も絶妙でレベルの高さを感じさせます。特に写真のたこと茄子の燻製をあわせたものは最高でした。そのあとリゾット、メインの魚料理、デザートと続き、けっきょく腹12分となってしまいました。凍るような寒さの中、腹ごなしにゆっくりと広場や通りごとに趣向を変えているイルミネーションを楽しみながらホテルに帰りました。

 Padova のトラムは町の中心を通って南北ほぼまっすぐに突っ切って走っているのでどこへ行くにもあまり歩かずに済み、しかも約6分間隔で走っているので、Padova4街の外にでるのでなければバスより便利です。

次の日の朝はまたトラムに乗って、巡礼の地、聖アントニオ教会へ。外観はレンガ造りで丸い屋根がいくつもぽこぽこと聳え、イスラム寺院を連想させます。中は凄い!複雑に入り組んだクーポラのつくりとその装飾の華麗さに目を見張ります。聖アントニオの聖遺物がある一角では牧師さんに呼び止められ、”あれが聖アントニオの舌だよ”と懐中電灯で金の装飾のあるガラス容器の中を照らしてくれました。

 町の中をあてもなくぶらぶら歩きまわり、ラジオーネ宮の下にある市場に行くと、大きな魚やさんがありました。新鮮そうな魚介が並んでいるので、生で食べられるものはあるか?と聞き、かじきまぐろのような魚をその場でイケメンのお兄さんに刺身にしてもらいました。オリーブオイルをかけてもらって、その場で立ち食い。イタリアのおすし屋さんで食べる刺身よりずっとおいしい!

 ガリレオ、ダンテやペトラルカも教鞭をとったという、イタリアではボローニャ大学に次いで古いパドヴァ大学の前では、卒業生らしき月桂冠をいただいた若者が周りの人たちに”Dottore! Dottore!” と囃したてられています。博士ではなく、学部卒業生のことをそう呼ぶようです。
Padova2

 夜はホテルから近い教会の中で管弦楽コンサートをやるという情報を得たので出かけて行きました。弦楽の音がよく響いて素晴らしい音を出し、Aldo Caputoというテノール歌手の声もなかなかで、満員に近い聴衆を満足させ、4回もアンコールにこたえていました。アンコールで歌ったアヴェ・マリア、よかったな。思いがけず良いイベントにぶつかり、感謝!!

 最終日は、チーズやチョコレートなどお土産物を買い、おいしそうな惣菜やさんを発見したので店内の片隅で昼食にしました。この土地は、なにを食べてもはずれがない!

 2泊3日でだいたい見て回れ、丁度いい日程でした。

 皆様、良いお年を!

(聖アントニオ教会)


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