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pythonとイタリア式bacio

(2018-06-18)
(写真はあちこち古帳簿を押さえながらの古文書館での写真撮影風景。)

1.Pythonでのシステム構築

6月17日(日)、今日は日がなPythonプログラミング。昨日も一日中プログラミング。Pythonでの帳簿システム構築がある程度人に見て貰えるようになったので、6月6日に古文書館で館長さん、C嬢、スタッフの方達にプレゼンをしました。そして、その1週間後の13日、今度はC女史の家でN教授とF博士にご覧頂きました。

    以前はOOoCalcの表計算ソフトとそのマクロ言語によって、帳簿写真とそれに対応したタイプ起こし文(以下「Trascrizione」と呼びます)と仕訳を見られ、かつ、貸借対照表・損益計算書、その勘定分析、原価分析ができるものでした。ところが、Pythonによる新しいシステムは帳簿写真が見られるほかに、それに対応したMySQLデータベースに蓄えたTrascrizioneと仕訳をインターネット回線を通じて読み書きできます。したがって、今度は数人での共同作業が可能となる画期的システムです。画像写真はデンマークのプロバイダーに、データベースは米国New Jersy州のホスティング・サービスに置いていますので、pythonから見る帳簿写真はデーマークから、仕訳データはアメリカから取り寄せ、合体させて見ていることになります。そんな地球上を半周するような距離を感じさせず、サクサクと気持ちよく動きます。Trascrizioneを私達二人だけでなく、より強力な方たちの力も借りてやれるようにしよう、そしてあと72年間も入力作業をしなくても私たちのDatiniプロジェクトを実現できるようにしようということで、どこまでできるか皆目見当もつかなかったけど兎に角やってみようとOOoという清水の舞台からpythonという地面へ飛び降りたのが去年の12月5日。およそ半年で、まもなく実用になるところまで辿り着けたのはとても幸運でした。ほとんど素人の私にとって技術的に解決が難しい局面に直面することがあっても、pythonコミュニティは層が厚いので、ネット検索で手がかりをつかみ、考え続け、それぞれの問題ごとに眠りの浅い夜を一週間ほど過ごしながら、これまですべての難問を乗り越えることができました。ここまで来れば、後はこれまでの会計ソフト構築のロジックの蓄積が後押ししてくれますから、デッドロックに突き当たらずに済むのではないかと思います。

    そんなわけで、プレゼンはただのプレゼンでなく、私たちのプロジェクトへの勧誘を兼ねたものになります。実際、古文書館でのプレゼンではトスカーナ州の古文書館すべてを統括されているT女史が今年の10月に定年退職されるので、年金生活に入った暁には是非とお願いしました。また、C女史は既に年金生活入りされていますので、一緒に入力作業ができることをとても楽しみにしていますとお願いしました。T女史も、C女史も14世紀のDatini手書文書をバンバン読め、それぞれ沢山の著書、編書がある方ですので、私達の8時間分の仕事を女史ならば1時間でこなしてしまうでしょう。お二人とも、これまで、私達の仕事にエールを送ってきてくれていましたので、嫌だともいえず、むしろ乗り気な手ごたえを感じました。あと5人強力な共同作業者を募り、私達の目の黒いうちに何とかDatini帳簿をくまなく閲覧できるシステムの完成にもっていくつもりです。その大きなステップを踏み出せたような気がします。古文書館のC嬢は25年後、そしてV嬢は30年後に私達のプロジェクトを引き継ぎ発展させてくれるでしょう。C嬢はプレゼンの後、私達それぞれにイタリア式のbacioをしてくれました。


(写真はChiaraとCarlaにbacioの実演をしてもらったところ。今は右、左、そしてもう一度右と3回するのがはやりだとか。)

2.イタリア式bacio

Pratoのチェントロ(旧市街)を歩けば(Pratoだけではないでしょうが)、あちこちでイタリア式bacioに出会います。皆、チェントロをよく散歩しますが、そのお目当てのひとつが、知り合いに会い、bacioをし、話をすることではないかと思います。bacioとは言いながら、挨拶のかたちですから、唇と唇を合わせることはしません(これは恋人同士、夫婦だけ!)。でも、相手の左頬、右頬に唇の端をつけ、若干接吻音も出します。 これは親しい相手同士、女性と女性だけでなく、女性と男性、男性と男性でもbacioします。どうも、この関係に一旦なると、bacioする状況なのにしないと気まずい感じがあります。大学の先生と学生もbacioします。N教授の奥様もフィレンツェ大学の教授ですが、古文書館で授業をすることがあります。そんなとき、この光景がよく見られます。学生を大事にしている感じで、とてもいい雰囲気です。

    私達もこちらに来て4年半。道で行きあってbacioする間柄にある人たちが何人もできました。私達は日本人でbacioに不慣れですから、イタリアの方としても、本当はbacioしたいんだけど、なかなかbacioに踏み切れないという状況があるようです。でも、あの人がbacioしているなら、私もという感じからか、去年あたりからbacioがぐんと増えてきたような気がします。まず、私達の守護神みたいな家族、Cristina, Carlo, Zeno。次にDatini博物館のLida。画家のGustavo。いろいろな意味での先生Mario、その奥さんCarla。Datini財団のSila、Laura。音楽学校Verdiのフルートの先生、Silvia。C(Cavaciocchi)女史、F(Francesco)博士、N(Nigro)教授。状況によってはC(Chiara)嬢。でも、不思議と頻繁に会っていても、金銭関係がある総菜屋の人、銀行、会計士の人とはtuで呼び合う関係であってもbacioしません。街であったらbacioできるよう態勢を整えておく必要がありそうです。下を見て歩いていてはいけませんね。そうすれば、遠くも見ようとしますから、目の疲れもとれます。これだから、生まれ育った街は離れがたいのですね。

3.今日のお買い物

このところ同じようなものばかり買っているなとお思いでしょうが、値段が違っています。パンのデビューは初めてですね。全粒粉の天然酵母パン、今日のは530グラムあって、1.5ユーロ。サクランボ(ciliegia、チリエッジャと読みます)は1kgで3.9ユーロ。オレンジが0.99ユーロ/kg。ネクタリンと黄桃も0.99ユーロ/kg。その他野菜も買って、7.5ユーロ。扁平型の白桃サトゥルノは別のお店で買って、1kg1.5ユーロ。随分値段が安くなり、そしておいしくなっています。

前回の記事のモデナのciliegiaの引き売りは6月10日にPratoに来ました。二通りのciliegiaがあり、赤黒い方はとても甘みがあり、また、日本のサクランボのような色をしたciliegiaは甘みの中に酸味が混じり果肉に張りがあってこれもとてもおいしい。特別措置でIVA(付加価値税)が免除されており、その分安くなっているはずですが、7ユーロ/kgでした。年に一度はこの贅沢をしましょう。でも、今はもう、旬ですのでメルカートのciliegiaで十分おいしく、こちらで満足です。毎日二人でおやつに食べて、5回分くらいかな。


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