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プラートの小学校と図書館

(2014-04-09)

3月31日から4月8日

(右写真は学校の内玄関、ここから生徒は駆け込んで行きます。)

先週、家庭教師のCrさんが、もうじき10歳になる息子さんを学校に送っていくのについて行きました。Z君、髪の毛をワックスで立ててなかなかおしゃれです。ランチとおやつだけを持った身軽な姿なので、「教科書は?」と聞くと、学校に置いてあって週末だけもって帰り、宿題も平日は無しで週末にたっぷりと出る、とのこと。授業は8時半から4時半まで。途中に午前中のおやつタイムとランチタイムがありますが、けっこうハードなスケジュールです。親が送っていく義務があるわけではありませんが、ほとんどの小学生は親が付き添ってきています。一方、下校時の迎えは義務付けられていて、親が行かれないときは、あらかじめ登録している親族が迎えに行かないと生徒を引き渡さないそうです。小学校は6歳から5年間、中学は3年間。そこまでが義務教育で、日本と似ています。Z君の学校は、小学校、中学校が一緒になっていて、外から見る限りでは学校には見えない普通の建物ですが、おそらく中に入れば中庭があって、校庭になっているのでしょう。学校へ送った帰り道では同級生の親同士の挨拶が忙しく、Crさんもあちこちで足を止めて私たちのことも紹介してくれました。
 
 その後、プラートの一大産業だった織物工場を改修した図書館に連れて行ってくれました。織物博物館も併設され、おそらく、織機や他の機械の動力源となったであろう巨大な蒸気発生装置と高いレンガの煙突が残っています。Crさんが子供のときは、まだ織物工場は稼動していて、工場建物の脇道には野良猫が沢山いた記憶を話してくれました。
 
 図書館の中はあちこちに椅子とテーブル、ソファが置いてあり、パソコンも壁際のテーブルにずらりと並んでいて、図書の検索はもちろん、インターネットも接続され、貸し出し用のCDやDVDもイヤホンを持ってくれば視聴もできます。DVDもなかなか数が多く、宮崎駿や北野武の作品は人気があるようでした。黒澤明の「まあだだよ」があったので、貸出券を作ってもらって借りました。幸い、日本語にイタリア語の字幕付を選択できたのですが、字幕を半分読む間もなく消えてしまうので、あまりイタリア語の勉強にはなりませんが、晩年の黒澤監督の桃源郷、大人の寓話のような心温まる映画でした。
 日本文学の翻訳図書もあり、川端康成、三島由紀夫、村上春樹、大江健三郎あたりはどこの国でも定番でしょうが、よしもとばななの作品が一番多いのには驚きます。

 家に帰ると、パソコンメールに図書館にアクセスできるパスワードが届いていました。電子図書や音楽、映画も、ここからも視聴できるなんて、こんな小さな街なのに進んでますよね。イタリアの別の一面を見た思いがします。

 ここの図書館は、私たちが今住んでいるマンションの1,2階(今はガランとした空き家になっています)にあったのが移転したものです。マンション内に図書館があったら、大きな書斎があるみたいで便利だったのにね!

(上の写真は復活祭に向けてのいろいろなお菓子のひとつ、コロンバ、よく見ると鳩のかたちです。)
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