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フィレンツェからボローニャへ、そしてミュンヒェンを経て羽田

(2014-07-11)

7月9日から10日そして11日(写真はミュンヒェン空港の紳士用トイレ。このハエみたいなものはなんでしょう?)

フィレンツェ空港に定刻30分前に到着、チェックインして通路側の席も確保し、荷物チェックも済ませて搭乗口も確認して、後は2時間ほどやることがありません。例のごとく家内は空港内の売店をくまなく見て回っています。こういうときだけ体に疲れを覚えないとはどういう構造になっているのかしらん。そのうち、アナウンスがあって、パリ行きとアムステルダム行きは経路変更(dirottare,divert)だと言っているようです。何か風が強くて飛行機が飛び立てないみたいです。隣の待合席に座っていたフランス人のご婦人二人は立ち上がったり、後ろを振り返って電光掲示板をみたり落ち着かない様子。結局、ボローニャ空港までバスで行き、そこから、目的地に向かうことになったようです。

その後1時間ほどして、フランクフルト行きも経路変更になりました。では、私たちの搭乗予定のモナコ(これは南フランスの小国、モナコでなく、イタリア語ではMonaco di Baviera=バイエルンのモナコ=ドイツのミュンヘンのことです。イタリア語には古い地名がたくさん残っていて面白い)行きはどうなっているかと待っていると、いつまで経っても表示がでません。搭乗乗り口の係員の動きが激しくなり、そのうち、ついに何と「Cancellato(欠航)」の表示が!!そりゃないよ。そして係員がぞろぞろ集まってきた搭乗予定者に肉声で説明を始めました。よく分からないけど、家内の話と総合すると、まず、バスに乗って到着ターミナルに行き、荷物を受け取ってから、ティケット窓口へ行き、採りうる最適経路の切符に変更して下さいとのことらしい。そのうちバスが来て皆乗り込んで行きます。歩いてもすぐ着けるような到着口に着いて、あの馬蹄形のベルトコンベアの周りに陣取って自分の荷物を待ちます。よいしょと荷物を降ろし、ティケット窓口へ。

既に何人も並んで列を作っています。客によって行き先が少しずつ違いますから結構時間がかかります。待つこと小一時間。やっと私たちの番になって聞いてみると、今日はボローニャへバスで行き、そこで航空会社が用意したホテルに1泊し、翌日ボローニャ空港発モナコ行きの飛行機に乗り、モナコで乗り換え、羽田へというのが一番いいようです。実のところ他に選択肢はありません。以前、電話でこの便を予約したとき最初の帰国日の希望を言ったところ、ひとり70万円位の航空券代だったことを思い出し、追加料金なしだから、まぁいいかと簡単に妥協したのです。そして、「航空会社のチェックインカウンターへすぐ移動して、ホテル予約券とバスの券を受け取って下さい」と厄介払いが上手なこと。チェックインカウンターで言われたものを受け取りました。バスは15:00発と書いてあります。えっ!?あと5分しかないじゃない。急いで言われた正面出口へ行き捜したり、運転手さんにボローニャ行きかと尋ねても返事は「NO」です。他の搭乗予定だった人達も重い荷物を引きずりながらバスを捜して右往左往。結局見つかりません。仕方ないから、また、チェックインカウンターへ一人で行き聞くと、「まだ着いてないんじゃない」と平然としたものです。15:00より後とか書けばいいのに、15:00と書くから皆焦ってしまうじゃないか。そしてなかなか来なければ本当に来るのかと別の心配が頭をもたげてくる。私たちの周りでバスを待つ人の中にはドイツ人が4人いました。この人達も半分呆れています。皆英語が上手なのでアメリカ人かと思ったらそのうちドイツ語でしゃべり始めたのでドイツ人と後から分かったのです。そのひとりと話すと彼はニュルンベルグへ帰る途中だとのこと、ミュンヘンからニュルンベルグなら近いのに残念だったねとか、私たちはまだ、ボローニャに行ったことがないから、この際、ボローニャ見物をしてから日本に帰れて、それも悪くないなどと話しました。15:00どころか16:20になってやっとバスが到着。荷物をバスのお腹に積み込みます。

フィレンツェ空港から一旦プラート方向に戻り、途中から北上する高速道路を走ります。山(丘)あいの道、それも両側から山腹が迫る山道でなく、視界がある程度開き景色がよく見えるきれいな道です。丘の上にレンガ屋根の家が集落を作っているところも見えます。バスは日本の高速バスと同じようにビュンビュンとばして、大型トラックを追い越していきます。乗用車はもっととばしています。そのうち、雨が降ってきました。それでもスピードは落としません。やがて、ランプが見えてきてぐるぐる回りながら一般道路へ。片側がプラタナス並木のきれいな道です。林の中のシェラトンホテルに着きました。18時前です。林はいいんだけど、ここはボローニャのどこなんだ?これじゃ、旧市街の中心地とはかけ離れたところじゃないか。ホテルフロントで、このあたりの地図もらえますかと聞くと、ありません。ここは空港に近いけど、見るようなものはないらしい。あぁー、がっかり。ボローニャ見物の夢はあえなく破れました。

夕飯は一応付いているらしい。19時半からと食事券に書いてあります。部屋まで荷物を運びテレビをみて、いよいよ19時半、飯でも食べに行くかと食堂を捜しに部屋を出ました。このホテル。正面玄関が4階です。そこにレストランがあります。でも、よく見ると、欠航便客用のレストランはこちらと矢印があります。その方向へ行くと、その先が分かりません。仕方なくフロントに戻って聞くと、1階とのこと。そこで1階に下り、捜します。どこまで行ってもそれらしきものなし。このホテル恐ろしく長い廊下沿いに部屋が並んでいて、それが左右に広がっています。どこにもレストランらしきものは見当たりません。それでも、これらの部屋の奥にレストランがあるんじゃないかと突き当りまで見たり、途中扉を開けたら機械室だったり、もしかしたら、庭の向こうにレストランの別棟があるんじゃないかと外へ出たりして捜しますが、やはりありません。プラートのアパートを朝10時半に出て、フィレンツェ空港でサンドイッチを食べただけだったので、お腹が空いてきます。そのうち、他の客も集まってきます。仕方なく、また、4階のフロントに戻って聞くと、やはり1階だといいます。19時半と書いてあったので、まさかとは思いながら、何時からですかと聞いてみると、あと15分したら開きます。それまで扉が閉まっています・・・だって!そこまで聞かないと役に立つ情報を言ってくれないの?バスの時間にしろ、レストランの開始時間にしろ、どうなっているの?でも、20時になる前から一緒の客が集まってきて、扉の前で待っていると、開きました。食事は?大したことなかったな。ただ、ワインのコルクを半分抜いたボトルがどっさりおいてありました。それを同じテーブルの人に注いで、飲みました。これも悪くはないけどいいワインではなかった。フィレンツェに23年住んでいるというボストン出身のアメリカ人は、ワインをグラスに注いでもらうと悪い食事でも多少くつろいだ感じになるなどと言いました。この方はイタリア人の奥さんと22年前に結婚し、フィレンツェでアメリカ人にイタリア語を教えているそうです。奥さんはMuseo d'Avanzi(?)でレースのコレクションを担当したらしい。それからフィレンツェにはおいしい日本食レストランが沢山あって、自分は鉄火巻きが好きだなどと話しました。そのうち、今日はワールドカップのアルゼンチン対オランダ戦の大事な試合があるから見なくちゃといって、先にテーブルを立っていきました。いろんな人がいるものです。

翌朝、一般客と同じレストランでのカフェテリア式の朝食。これ一応おいしく、雰囲気もよかった。終わりよければすべて良しと心得ているのか、バスも定刻に出発して空港に着きました。今は、12番ゲートの見晴らしの良いロビーでこれを書いています。白いジェット機が離陸し、どんどん青い空に突き刺さって行き、小さく小さくなっていっています。明日は無事に日本に着けるかな、それとも、台風とかち合って、関西空港にでも降りることになってしまうのかな?あまり先のことを考えても仕方ないという心境が板についてきたようです。

そして無事に一日遅れで羽田に到着しました。飛行機から降りたあとの廊下の先に若い女性が立っていて、降り立ってきた人達ににこやかにお辞儀を繰り返しています。これは日本でしか見られないものだと感慨深いものがありました。台風は吹きすぎた後でいい天気になったのはラッキー。やはりすごく蒸し暑いけど、このくらい我慢しよう(冒頭の写真はハエが便器に印刷してあるんです。ちょっと気になる人はこのハエにお小水を命中させて流してしまおうと思うでしょう。そこが味噌で、そのあたりを目掛けて用を足すと「玉露」が右に左に散ることがなく、高飛び込みの選手が上手に着水したような見事な結果が得られるのです。こりゃ、ドイツ人に1本参った)。
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