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生活リズムの見直しーその後

(2014-11-07)
10月28日から11月6日
(写真はTeatro Metastasioの客席から)

新しい生活時間の昼寝から4時に起きて、4時半頃からベランダで今製作中のベッドの支え板のヤスリがけをしていました。すると5時半にドゥオーモの鐘がガロンゴロン鳴り、その後もうちょっと軽い響きのサンタ・マリア・デル・カルチェリ教会の鐘がカランコロン鳴り、サン・フランチェスコ教会の鐘もコンコンなりました。ドゥオーモの鐘はやはり大きいのでしょう、そしていくつもの鐘がタイミングがずれて鳴っているようで、ちょっとばらけたような、でも、厚みのある音が、この3つの教会の中では一番遠いのに、一番よく聞こえてきます。その後、5時45分にもまた鐘が鳴り、6時にも鳴りました。最近は5時半から薄暗く、6時になったときは、山並みが黒くうずくまってシルエットしか判別できません。教会暦では日の出から日没まで働いていたということですから、その名残で、この夕闇迫る時間帯は頻繁に鐘を鳴らして、もう今日の仕事は打ち止めですよと知らせているのでしょうか。なかなかにぎやかで、風情があります。

さて、新しい生活として目指した時間割(9時起床、10時半Datini入館、13時半退館、午後2時昼食、4時まで休息、7時におやつ(メランダ)、11時夕食、1時に布団)がどうなったかです。
まず、起床時間ですが、9時どころか、早くも6時半には物音が聞こえてきます。ここのアパートは窓にシャッターが付いていて、これを巻き上げるにはかなり力を込める必要がありますが、それだけにこのシャッターを巻き上げる音は響きます。物音の際立ったものというのは、まずこれで、次にトイレの水音。それから7時になると3つの教会の鐘がちょっと時間差がありながら次々と鳴ります。こうなると寝ていられません。古い時間割では、この7時の鐘が鳴るまでシャッターをあげるのは遠慮していたのですが、今では、先を越されるようになりました。試用期間の後落ち着いてきたところでは、朝7時に起床で、腰痛体操をして朝食は8時半、Datini館には9時半に着席して12時半まで入力や資料の閲覧というところです。成り行きで、昼食は1時、その後2時から4時まで横になって読書や辞書引のはしごをしながらの午後休憩。4時に起きた後5時半におやつ。逆方向に計算すると、1時に眠りに落ちるのでは7時間の睡眠をとりたい私達は1時間半ばかり不足になります。そこで、やはり、11時半に横になって12時に眠りに落ちるようなペースになってきました。すると、夕食は9時半に落ち着きます。これでも、午後から寝るまでに4時間の作業時間がとれるので、就寝まで長すぎず具合がいいです。これに変えてから、毎日5時間連続の睡眠がとれるようになりました。最終的に朝は1時間半、夜は2時間半後ろ倒しになりましたが、一応満足すべき状態になったと思います。やればできるじゃん!

そんな訳で、人並みに夜のコンサートに行ってみようということになりました。あの、以前は寝る時間だった9時から始まるコンサートです。そこでメタスタジオというホールに予約に行ってティケットを手に入れました。COOPの会員証を見せたら割引になって、ひとり16ユーロ。日本と違って、高齢者割引はなく、逆に30歳以下(18歳以下はさらに高率)には割引があります。これも可処分所得を考えると合理的かもしれません。ところがです。家に帰って券の裏側をよくみるとDanza Macabraと書いてあります。おかしいな、ベートーベンのエグモントや交響曲第3番のエロイカの筈なのに。でも、券にはTeatro Metastasioとも書いてあって、コンサートの案内にはTeartro Politeamaと書いてあるぞ。やっぱり、間違ったんだ・・・と気が付きました。どうして、こんなことに気づかないんだろうと二人して頭を抱えます。言葉が不自由だと、言葉(名詞の性・単数複数を示す語尾変化、冠詞の性・数、動詞の人称変化、時制などなど)に気を取られすぎて、どうしても注意力が散漫になってしまっているみたいだな。今回はカード払いだから払い戻しは難しいな。仕方ない、一度だけだから、Danzaというものを見てみようかということにしました。

今日がその当日。かつてなら遅い8時に夕食をとり、8時半に出かけました。着くとロビーには人が溢れBARのなかのように賑やかに会話がはずんでいます。ちょっと社交場のような雰囲気ですが、皆、服装はまあまあきちんとしながらも、リラックスしていて落ち着いたものを着ています。開演予定の9時少し前に着席したものの、待っていてもなかなか始まりません。本当に始まるんだろうかと心配になりましたが、これだけ観客を集めておいて、まさか、中止ということはないだろうと話しているうちに15分遅れで始まりました。始まってみるとこれは舞台演劇で、ダンスはありません。バンバン台詞が飛び交っていきます。出演者は3人だけなのに、よく淀みなく間が持つなと思いながら一生懸命聞き取ろうとするのですが、悲しいかな、まだ2割もわかりません。でも、舞台はマイクなしの肉声でジェスチャーを交えているので、1時間半の舞台を分からないなりに聞きとおすことができました。老夫婦にちらつく離婚の思いと意識にのぼってくる死、そして若い頃の恋心の名残を混ぜ合わせたような話で、最後は心が離れていた老夫婦に思いやりが戻ってきたハッピーエンドだったのではないかと勘ぐっている状態です(家に帰って遅まきながら演題の「Danza Macabra」を辞書で引いたら「死の舞踏」という15世紀によく画題になったテーマでした)。それでも、3人のうち一人のイントネーションはベネチアなまりのようだと気づいた点に、私達のイタリア語にも少しの成果がみえた夕べということにしておきましょう。そして、家に帰ってきた夜11時にまだ瞼が落ちていなかったということも。

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サンサーンスのDanse Macabre=死の舞踏これはフランス語だろう。英語でも使うよ。ひとみが鈍いんだ。きっと。
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