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Venezia旅行の手配

(2017-03-17)
(右写真は図書番号361のLibro Grande Bianco AというPisaで記帳されていた帳簿、厚さは10cm位。中味をはずして革装のカバーだけ撮影。牛革で未だに手触りは柔らかい。でも下の部分が破損している。出典Archivio di Stato di Prato)

今日はもう3月も半ば。Pratoもずいぶん暖かくなり、今日のお昼はベランダで食べました。随分長いことブログを更新ぜず、ご心配をおかけしました。2月初めに二人して風邪をひき2週間おとなしくしていました。これまでは一週間で直ったのに、今回は発熱は低空飛行なのに、風邪の症状を完全に一巡し、そしてなかなか完治しませんでした。いつも、薬は飲まず、栄養だけ摂りつづけて、免疫をつくろうと我慢しています。今は二人ともおかげさまで元気です。この風邪で古文書館での帳簿撮影も8日分失ってしまったので、以前はメルカートでの買物に充てていた月曜日も古文書館に行くように変えました。

3月6日に、Pratoの製造業についての帳簿の撮影を終えました。製本されているもの77冊と、Filzaと呼ばれる製本されていない報告書、抜書、書き方お稽古帳など種々雑多な書類の束が46束。このFilzaの内容はいろいろで、撮影も撮影後の写真の整理もとても大変で、帳簿の方が全然楽です。2月末まででこちらに来てから早くも3年3ヶ月経ちましたから、ここまで到達するのに随分時間がかかりました。でも、今は、撮影の小道具もいろいろ考案して作り、写真の位置決め、二人の呼吸も合ってきて、大分効率的になってきました。ライトを貸してもらえ、そのランプが切れたときに、勝手により明るいものに交換して、写真の色合いも、実際に近づき、気持ちよく撮れるようになってきました。Pratoに関する帳簿とFilzaにはこのほか商業についてのものが沢山ありますが、これらの撮影は後回しにし、今はPisaの商館の帳簿撮影に入っています。最初に書庫から出して貰った8冊はどれもA3判をわずか小さくした位の大きさで、枚数は400枚を超え、重さは10kgを超えるほどです。それを見たときは、一体撮影に何日かかるだろうと心配になりましたが(貸出期間は1月なので)、とにかくやってみようということで、撮影したところ、撮影後の画像チェックとファイル名整理まで含めて3日で終えることができました。撮影で一番人泣かせなのは、紙が折れ曲がっていたり、湾曲していたりするときで、これを伸ばしたり、広げたり、平らにしたりする作業が一枚一枚について必要になる場合です。これがこのPisaの大きな帳簿は素直なのでスムーズにことが運びました。ただ、これを入力していくのは大変ですよ。大きな紙に小さな字で、びっしり書いてあり、空白ページがこれまで経験してきた帳簿よりずっと少ないのです。

Datini帳簿については、原価計算の機能がかなりできてきました。染色業の原価計算では染料や色素の定着材の明礬などのコスト把握が重要です。これらの原料について勘定科目を体系的に設けられるよう、勘定体系を見直してより融通が利くようにしました。また、各仕訳の日付をこれまでは年月だけで記録してきましたが、染料の入出庫記録を再構成する上で年月日まで必要であることを痛感し、これを入力しなおす作業をしました。いずれも8000行を超える仕訳の見直しが必要ですから、随分時間がかかりました。この計算の過程で当時のカレンダーを作ってみました。いつ、染料釜を炊き、いつ給料を払ったかを記入すると作業の流れが見やすくなります。ときどき日付に曜日の記載もあり、1395年12月4日は土曜日でした。そして、1396年は閏年で、2月29日は火曜日、1396年8月1日は火曜日と、月日と曜日の関係は全然狂いません。その延長線上に私たちはいる。なんか不思議な感じがしませんか。

一応一仕事区切りがついたことにして、Veneziaへ気晴らしに旅行しようということにしました。復活祭の頃は気候がよくなり、休みになるので、混雑を避けその前とし、出発は来週の日曜日にしました。まず、ホテルの予約。Veneziaはホテル代がかなり高く、感じもよくないと聞いているので、電車で5分の隣駅の街Mestreで探してみました。すると、お手ごろなのが沢山ありました。結局、駅まで近くて4星ホテルで2泊で税込120ユーロ、朝食は4ユーロのプラス、その他宿泊税が3.1ユーロ。全部で二人分134.2ユーロのホテルに決めました。これがVeneziaの4星だと、割引していてもこの時期、240ユーロにはなります。それと、食事。Veneziaに泊まったら、Veneziaで食事ということになりますから、これがまた問題。Mestreのトラットリアもインターネットで調べると、おいしそうでリーズナブルなお店がいろいろあります。Padovaでの料理がおいしかったので、海にもっと近いMestreでは、期待がふくらみます。ところで、観光はどこを見ようかな。一日目はまず、48時間有効の船の切符を30ユーロ(一人分)で買い、これに乗り、まず、グラン・カナルの運河からの景色を見ようとおもいます。もしかして、ずっと船に乗っているだけだったりして。でも、Branoの島に足を伸ばすのも気分転換になるな。二日目はやはり有名どころで、Ducale宮殿、サンマルコ寺院、Fenice劇場、そして街を歩いて道に迷うのも面白いらしいです。三日目はVeneziaの古文書館に行って、Pratoの古文書館とみくらべてみたいと思います。電車はボローニャ乗換えでプラートを朝8時半頃に出るとMestreに11時半前に着きます。電車賃は43.8ユーロ。帰りは直行便で午後4時前にMestreを出るとプラート着が夕方5時半。料金は39.8ユーロ(いずれも二人分)。行きと帰りで値段が違うのも面白いですね。Trenitaliaのインターネットで時間と料金を見比べて予約しました。
今日は準備段階の話。何かのお役に立つかしれません。帰ってきてから、ヴェネチアでの体験をお知らせします。それでは、また。
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